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【石川】和菓子「Yokan」 金沢の「かわむら」開発

ジャンル・エリア : グルメ | 特産 | 石川  2017年12月15日

フランスと石川県内の食材を使った「Yokan」=金沢市野町2で

フランスと石川県内の食材を使った「Yokan」=金沢市野町2で

日仏の食材 仲良く融合

 フランスと石川県内の食材を使った4種類の「Yokan」が、甘納豆の製造、販売を手掛ける「かわむら」(金沢市野町2)によって売り出された。日仏の食材を羊羹(ようかん)として凝縮させた。東京五輪・パラリンピックを控え、増える外国人向けに商品化されたが、地元でもおしゃれな和菓子として人気を集めている。

 「Yokan」はフランス産食材の層と、県産食材の層で2段で構成する。円筒の紙包みから中身を少しずつ出して、筒についた糸で羊羹を切って味わう。羊羹の中に日仏のフルーツを生かすように融合させたのが特徴。

 例えば、上にフランスの青リンゴ、下に国造ゆず(能美市)を使った商品。上の層が青リンゴの濃厚な味を出せば、下の層は無農薬で育てられたユズの素朴な甘みと酸味が楽しめる。

 フランスの木イチゴと能登島(七尾市)のオリーブを使った商品も日仏の味比べができる。木イチゴは、フランボワーズという独特の酸味がある種類を用いて、甘いという羊羹の常識を破る。能登島のオリーブは、苦味がある葉を使い、新しい味を引き出している。

 そのほか「地中海のレモン+加賀の紅茶」「フランスのいちご+奥能登揚浜塩」もある。

 「Yokan」は、9月に県内の企業やグループを財政支援する「いしかわ産業化資源活用推進ファンド」に採択された際、事業内容が発表され、地元の素朴な素材を使ってほしいという依頼が相次ぎ、試作を重ねて実現した。酸化防止剤、保存料、香料、着色料は使っていない。

 代表の河村洋一さんは「生産者の思いが詰まった食材を使わせてもらった。金沢のにし茶屋街の店でしか味わえないものとして定着していけば、うれしい」と話している。「Yokan」は税込み270円。(問)かわむら076(282)7000

 (沢井秀和)

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