ジャンル・エリア : グルメ | 石川 2018年01月23日
金沢・ひがし茶屋街で販売
気温40度の状態で3時間置いても形を崩さない「溶けない」アイスクリームを使ったぜんざい(税込み700円)が、金沢市のひがし茶屋街の「金座和(かなざわ)アイス金沢東山店」で人気を呼んでいる。冷たいアイスと、ぜんざいの熱さが口の中で共存し、不思議な感覚。店を訪れた客には「こんなの初めて食べたわ」と好評だ。(草野大貴)
ぜんざいには、同店の抹茶味のアイスと求肥に包まれたバニラ味のアイスの2種類が入っている。熱いぜんざいの中に入っても、形を変えず、しっかりと冷たい。観光で金沢に訪れた大阪府豊中市の女性(70)は「ぜんざいの中の冷たいアイスがおいしい。こんなの初めて」と話し、評判は上々だ。
冬季のホットメニューの1つとして開発され、昨年11月ごろから販売が開始された。同店の舟田卓見さんは「溶けにくいアイスだからこそできる商品。ホットメニューの中でも人気がある」と自信を見せる。最近では多い日で200人ほどの客が訪れているという。
舟田さんは「石川県には寒い時期にアイスを食べる習慣がある。暖かい店内で冷たいアイスや、アイスを使ったぜんざいを楽しんでほしい」と来店を呼び掛けていた。