ジャンル・エリア : グルメ | 甲信越 2018年01月26日
乳製品製造販売の信州市田酪農(高森町出原)は25日、砂糖を使っていない飲むヨーグルト「いちだヨーグルトNon Sugar」を新発売した。
同町内の酪農家が生産する生乳で牛乳やヨーグルトを製造する同社は1995年、農事組合法人として設立。メイン商品の「いちだヨーグルト」は全国的な人気商品になっている。
ここ数年、健康志向が高まり消費者からは「砂糖なしの飲むヨーグルトがないか」との要望が強く、1年ほどかけて新商品を開発したという。
飯田下伊那産の生乳に乳酸菌を植え付けて発酵した新商品は、生乳本来の味わいと深いこくが特徴。100ミリリットルあたりの栄養成分表示はエネルギー71キロカロリーと、砂糖やブドウ糖などを使う従来品の95キロカロリーより低い。
開発に当たった富永渡社長(68)は「砂糖不使用の飲むヨーグルトは『おいしくない』という先入観もあり、大手メーカーも、ほとんど手を出さない。新商品はどろっとしたチーズを飲んでいるようで、とてもおいしく仕上がった」と自信を見せている。
150ミリリットル入り150円(税抜き)。同社工場直売所などで扱う。(問)信州市田酪農=0265(34)2288
(須田唯仁)