ジャンル・エリア : スポーツ | 展示 | 甲信越 2018年01月29日
長野五輪・パラリンピック開催20周年を記念した特別展が、長野市のエムウェーブ内にある長野オリンピックミュージアムで開かれている。3月11日まで。入場無料。
旧国立競技場内にあった秩父宮記念スポーツ博物館が収蔵していた品々を展示する全国巡回の一環。この巡回展は競技場の閉鎖に伴って2015年度に始まり、10カ所目。長野五輪20周年の節目に合わせて長野での開催が決まり、長野オリンピックミュージアムが所蔵する五輪ゆかりの品も展示された。
1936年のベルリン五輪の棒高跳びで同じ記録を出して2位、3位となった西田修平さんと大江季雄(すえお)さんが銀と銅のメダルを半分に割りつなぎあわせた「友情のメダル」など、博物館が所蔵した123点が並んだ。故サマランチ元国際オリンピック委員会(IOC)会長のサイン入りポスターなど、長野オリンピックミュージアムが常設展示していない品々も紹介している。
エムウェーブの田口和男総務企画部長(52)は「子どもたちは長野五輪を経験していない。聖火リレーのように、伝えてつないでいかないと開催都市の誇りが消えてしまう」と若い世代の来場を呼び掛けた。
(高橋信)