ジャンル・エリア : イベント | 展示 | 文化 | 近畿 2018年01月30日
節分にちなみ、鬼や福助を描いた全国のたこを並べた企画展「鬼の凧(たこ)、福の凧」が東近江市の東近江大凧会館で開かれている。2月18日まで。
北海道から長崎県までの1道1府12県のたこ22点を展示した。羅生門の鬼退治を描いた角だこが最大で、縦3.6メートル、横2.5メートル。いかめしい表情をした鬼と勇猛な武将の戦いが生き生きと表現されている。
山口県の日本海に浮かぶ見島(みしま)で伝統的な「見島鬼ようず」は縦250センチ、横90センチの角だこで、鬼の顔がいっぱいに描かれている。両目には紅白の房が垂らされ、「鬼の目にも涙」を意味する。
鳥居勝久副館長によると、子どもの成長を願って作られ、「鬼のように強く元気でありながら優しい心も持ってほしい」との願いが込められている。
東近江地域に伝わる物の怪(け)「ガオさん」や、秋田県のなまはげをかたどったたこ、桃太郎をテーマにした連だこ、愛知県安城市伝統の「福助凧」などもあり、見応え十分だ。
入館料は高校生以上300円、小中学生150円。水曜は休み。2月3日以降は先着100人に福豆のプレゼントがある。
2月3日には、親子で鬼の絵を描いて、たこを作る体験教室も。材料費500円で、4歳以上の子どもと保護者が対象。電話で申し込む。(問)同館=0748(23)0081
(小原健太)