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【静岡】「紅白梅図屏風」期間限定で公開 MOA美術館

ジャンル・エリア : 展示 | 芸術 | 静岡  2018年01月30日

期間限定で展示されている尾形光琳の国宝「紅白梅図屏風」=熱海市桃山町のMOA美術館で

期間限定で展示されている尾形光琳の国宝「紅白梅図屏風」=熱海市桃山町のMOA美術館で

 熱海市桃山町のMOA美術館で、所蔵する尾形光琳の国宝「紅白梅図屏風(びょうぶ)」の期間限定展示を中心とした所蔵名作展が開かれている。3月13日まで。

 江戸時代中期を代表する画家の光琳の最高傑作とされる紅白梅図屏風は作品保護のため、展示期間に制約があり、毎年この時期のみ展示している。金地の2曲の屏風に紅白の梅と川が描かれた作品の前に人だかりができるほどの人気で、神奈川県から来館した女性(65)は「本やテレビでしか見たことがなかったが、本物を見ることができて感激した。表現が素晴らしい」と興奮気味に話した。

 野々村仁清の「色絵藤花文茶壺(いろえふじはなもんちゃつぼ)」と、古筆三大手鑑の一つで奈良-室町時代の「翰墨城(かんぼくじょう)」を加えた同館所蔵の国宝3点を同時公開。古来の日本と中国の仏像や絵画など各ジャンルの精選した作品約60点を展示している。同館は「見頃を迎える熱海の梅と紅白梅図屏風を一緒に楽しんで」とPRしている。問い合わせはMOA美術館=電0557(84)2511=へ。

(中谷秀樹)