ジャンル・エリア : まちおこし | まつり | 特産 | 石川 2018年01月31日
新たに4合瓶も用意
能登島で育てたコメを使った日本酒「能登島」が完成し、2月4日の販売開始に向けて30日、道の駅のとじま(七尾市能登島向田町)に届いた。初めて販売した昨年は即日完売したことから、今年は醸造量を倍増。関係者は「皆さんに愛される酒にしていきたい」と話している。(松村真一郎)
能登島での酒造りの取り組みは、数馬酒造(能登町)から能登島観光協会青年部への提案がきっかけで、2015年に始まった。初年は、島内の耕作放棄地などで酒米の500万石を育て、数馬酒造で1升瓶860本を醸造した。
道の駅のとじまで販売した酒は、販売開始日に完売。2年目となる今回は、より多くの人に楽しんでもらうために、生産農家を6軒から8軒に増やして、酒米の作付面積を増やした。
提供する民宿から「4合瓶があったほうが、お客さんに出しやすい」という要望があり、お土産としても持ち帰りやすいことから、4合瓶も新たに用意。1升瓶800本、4合瓶2300本が完成した。辛口で、ふくよかな香りが特徴という。
1升瓶は3030円、4合瓶は1950円(いずれも税込み)で、2月4日から道の駅のとじまで販売するほか、同日に能登島マリンパーク海族公園(七尾市能登島佐波町)で開かれる能登島ごっつおまつりでも売り出される。
取り組みに参加する地域おこし協力隊の小山基(はじめ)さんは「今後はもっと販売量を増やし、能登島の人に愛されるお酒にしたい」と語った。