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【石川】でくの舞 あふれる力感 人形浄瑠璃 白山で10日から上演

ジャンル・エリア : 文化 | 石川 | 芸術  2018年02月08日

個性的で力感あふれる舞台の「でくの舞」=白山市の東二口歴史民俗資料館で

個性的で力感あふれる舞台の「でくの舞」=白山市の東二口歴史民俗資料館で

 白山市東二口で継承されている国指定重要無形民俗文化財の東二口文弥人形浄瑠璃「でくの舞」の公演が10日から、東二口歴史民俗資料館で開かれる。登場人物の喜怒哀楽を人形(通称「でく」)に乗り移ったように舞うのが特徴だ。(鴨宮隆史)

 350年以上前、当時の東二口の若者が京都などで人形浄瑠璃を学び、村に伝えたのが発祥とされる。現在は地元の人たちでつくる保存会が毎年2月に公演している。

 初日(10日)は午後7時から、源平合戦の時代を描いた近松門左衛門の「源氏烏帽子折(えぼしおり)」を上演。11日は午後2時から平安時代の武将源頼光と家来が大江山にすむ鬼を退治する「酒呑(しゅてん)童子」、17日午後7時から飛鳥時代に唐が日本に贈った宝玉をめぐる「大職冠」、最終日の18日午後2時から平家滅亡後も源頼朝を討ち滅ぼそうとする平家の悪七兵衛景清の苦悩を描いた「出世景清」を披露する。

 入場無料。座席の指定はなく、立ち見の場合もある。

 (問)同市観光課076(274)9544