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【石川】実物より鮮やかに表現 石川県昆虫館「むしむし紙アート展」

ジャンル・エリア : 展示 | 石川 | 芸術  2018年02月22日

紙で精巧に作られたチョウやセミ=石川県白山市の県ふれあい昆虫館で

紙で精巧に作られたチョウやセミ=石川県白山市の県ふれあい昆虫館で

 紙で作った精巧な昆虫を鑑賞できる「むしむし紙アート展」が21日、石川県白山市の県ふれあい昆虫館で始まった。火曜休館、5月28日まで。

 「我流切紙人(がりゅうきりかみにん)」として活動する切り絵作家の川崎利昭さん(東京都江戸川区)が制作した18点を展示。主に画用紙や上質紙を材料に使い、質感や細部の造形まで丁寧に表現した立体作品や繊細な切り絵が並ぶ。

 透明感のある羽が目を引くオオカマキリ、鮮やかな羽の模様が印象的なキアゲハ、硬質感があるダイオウサソリなど、工夫が凝らされた力作ばかり。壁面には切り絵で作られた、影絵のようなチョウの群れが飾られている。

 同館の福富宏和学芸員が昆虫関係のイベントで川崎さんの作品を知り、出展を依頼した。福富学芸員は「異なる質感や色の紙を組み合わせて、実物より鮮やかに虫を表現している」と魅力を語った。 (谷口大河)