ジャンル・エリア : 展示 | 芸術 | 静岡 2018年03月14日
今春、小学校に入学する孫の花田裕大ちゃん(6つ)の卒園を記念し、祖母川崎光恵さん(71)=浜松市浜北区=が、認定こども園「きじの里」(同区)に併設されているカフェで22日まで、初めての水彩画展を開いている。川崎さんは「孫の笑顔が一番の生きがい。よお大きくなってくれた」と成長を喜んでいる。
夫を亡くしたことをきっかけに友人に誘われ、12年前から長上協働センター(東区)の絵画教室に通っている。「きじの里」の園長から「卒園記念に絵を飾ってみたら」との提案を受け、初個展の開催に至った。
これまで描きためた作品の中から10点を展示している。裕大ちゃんが生まれて間もないときの姿を描いた10号の作品がメインだ。淡い紫色やオレンジ色を使い、温かみのある雰囲気に仕上げた。バラやポインセチア、カラスウリなどの植物も描いている。
「夫を亡くしたけれど、孫と絵のおかげで寂しくない」と川崎さん。娘夫妻とともに、裕大ちゃんを含む孫2人と暮らしており、6年間、裕大ちゃんを車で園に迎えに行き、見守ってきた。
そんな祖母から「いい色合いだねとか褒めてくれるよね」と話し掛けられると、裕大ちゃんは恥ずかしそうにしながらも、笑顔を見せてうなずいていた。
カフェは「きじの杜(もり)」。午前9時半~午後4時半で、期間中は17、18、21日が休み。(問)きじの杜=090(1784)8151
(篠塚辰徳)