ジャンル・エリア : まちおこし | グルメ | 福井 2018年03月22日
越前町熊谷にある築130年以上の古民家を改修した「くまカフェ」が21日、本格的な営業を始めた。ドリンクのほか、地元食材にこだわった卵かけご飯など軽食も準備。初日は地元住民を中心に多くの利用客でにぎわった。
卵かけご飯は、同町古屋の養鶏農家「みのるの卵」と熊谷産コシヒカリを使ったこだわりの品(漬物、みそ汁付きで500円)。ミックスジュースや3種類のコーヒーなどドリンクメニューも豊富にそろえた。
古民家は2014年ごろから、京都外国語大(京都市)の学生がフィールドワークなどの活動拠点にしている。同町宮崎地区の西3区(熊谷、増谷、古屋)の住民でつくる自治協議会が、県の支援を受けて3年ほどかけて改修。16年にカフェを開店し、不定期で営業してきた。
今後は、古民家の所有者の水野方勇(まさゆう)さん(68)と妻キヨさん(70)夫婦ら6人でつくる「くまカフェ運営委員会」が営業を担う。水野さんは「集落は育てていかないと廃れる。カフェが憩いの場となり、少しでも地域が盛り上がってほしい」と願った。
営業は原則平日午前10時~午後4時。(問)水野さん=0778(32)2412
(玉田能成)