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【石川】メキシコ~金沢 つなぐアート 市民芸術村で交流展

ジャンル・エリア : 展示 | 石川 | 芸術  2018年03月23日

メキシコ・ハラパ市とゆかりのある日本とメキシコの美術家たちが出品する交流展=金沢市大和町の市民芸術村で

メキシコ・ハラパ市とゆかりのある日本とメキシコの美術家たちが出品する交流展=金沢市大和町の市民芸術村で

金沢美大元教授 故高橋さん縁で

 メキシコ南西部のハラパ市にあるベラクルス大や金沢美術工芸大で教授を務めた彫刻家、故・高橋清さん(1925~96年)の教え子やハラパにゆかりのある両国の美術作家が作品を寄せるアート国際交流展が、金沢市大和町の市民芸術村で開かれている。(松岡等)

 高橋さんは55年に東京国立博物館で開かれた「メキシコ美術」展でメキシコのマヤ文明や美術と社会の関係に魅了されてメキシコに渡り、ベラクルス大彫刻科の教授を務めた。帰国後は69年から金沢美大で勤務。そのつながりで日本から多くの教え子らがメキシコに渡り、今も人的交流が続いている。

 彫刻家の矢作隆一さん(50)も金沢美大卒業後にメキシコに渡った一人で、現在はベラクルス州立大造形美術研究所講師も務める。核問題をテーマにした新作「交流舟-あの日から明日のために-」を出品。広島・平和記念公園の慰霊碑を模した彫刻に向かっていくように、新聞紙の折り紙による無数の舟を配置した作品を展示した。

 矢作さんは「キューバ危機を契機にメキシコは中南米を非核化する条約のイニシアチブをとった。米中の核大国のはざまにある日本も、北朝鮮の核武装が問題となっている中だからこそ、国際的な役割を担ってほしい」と願いを込めた。

 このほかメキシコ側からロベルト・ロドリゲスさんら5人、日本から、陶造形家の久世建二・元金沢美大学長や山本健史教授、国際的に活躍する彫刻家の奥村浩之さんと版画家の笹井祐子さん夫妻ら19人の個性的な作品が並ぶ。31日まで。無料。

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