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【滋賀】琵琶湖博物館に「びわ湖カレー」 湖南農業高生と開発

ジャンル・エリア : グルメ | 近畿  2018年03月23日

博物館と「びわ湖カレー」を共同開発した湖南農業高校の生徒=草津市下物町の県立琵琶湖博物館で

博物館と「びわ湖カレー」を共同開発した湖南農業高校の生徒=草津市下物町の県立琵琶湖博物館で

 県立琵琶湖博物館(草津市下物町)は4月2日から、琵琶湖をイメージした新メニュー「びわ湖カレー」を発売する。同日に館内のミュージアムレストランがリニューアルオープンするのを記念し、同市草津町の湖南農業高校の生徒と共同開発した。

 カレーのご飯は特注の型で琵琶湖をかたどった。ご飯の上には琵琶湖の固有種「ビワコオオナマズ」を描いた旗を挿し、博物館の場所を示す。ルーの隠し味には生徒が校内で作る夏ミカンのマーマレードを使い、市特産のワサビ菜「愛彩菜(あいさいな)」も添えた。皿は湖の水をイメージし、青色を選んだ。
 
 レストランは昨年12月に一度閉店し、改装工事を開始。職員が「オープン時に琵琶湖を精巧に表現した新メニューを提供したい」とカレー作りを発案し、同月に地元の高校に声を掛けた。食品科2年の8人がルーの隠し味をイチゴやモモのジャム、みそから選び、レストランの平井芳章シェフ(57)と味を確かめた。筒井幸弥さん(17)は「マーマレードの皮の苦味を調整するのに苦労した」、平井さんは「まろやかな味に仕上がり、子どもにも食べてもらえる」と話している。

4月2日からミュージアムレストランで提供される「びわ湖カレー」=草津市下物町の県立琵琶湖博物館で

4月2日からミュージアムレストランで提供される「びわ湖カレー」=草津市下物町の県立琵琶湖博物館で

 カレーは税込み1080円。レストランの改装工事では床を塗り替え、新たにカウンター8席を設けた。テーブルを含め全80席となる。(問)博物館=077(568)4811

 (大西里奈)