ジャンル・エリア : グルメ | 温泉 | 特産 | 福井 2018年04月04日
敦賀市の温泉施設「リラ・ポート」のリニューアル工事が終わり、施設が再オープンした。新しい指定管理者がカフェや幼児の遊び場などを新設。低迷している来館者数の回復を目指す。
リラ・ポートは2002年、市内に立地する高速増殖原型炉もんじゅ関連の交付金などを財源に、市が約36億をかけて建設。しかし、年々、入浴者数が減少し、16年度は過去最低の18万7362人。人件費を含めた維持管理費に年間3億円以上がかかっている。
市は昨年、指定管理者だった市内の業者の指定を取り消し、7月から浜名湖グラウンドゴルフパーク(浜松市)に暫定的に運営を任せてきた。その後、同社が22年度まで指定管理者となることが正式に決まり、同社が再建に向けてリニューアル工事を進めてきた。
工事では、1階のフロント横にカフェを新設。幼児が遊べる広場を造り、おもちゃを置いた。2階のレストランはメニューを一新し、福井県だけでなく、うなぎなど静岡県の特産料理も加えた。
さらに、市街地を見下ろせる展望デッキで簡易のグラウンド・ゴルフを楽しめるようにし、隣接する競技場「リラ・グリーン」の利用を促す。浴場のサウナにはテレビを設置した。高岸佳宏代表は「来た人に喜んでもらえるのを一番に考えて改装した。ぜひ遊びに来てほしい」と話している。8日まで利用者に入浴剤をプレゼントする。
入館料一般1000円、3歳~12歳未満500円(いずれも敦賀市民は3割引き)。3歳未満は無料。祝日を除く第1、3火曜休館。5月1日(火)は営業する。
(米田怜央)