ジャンル・エリア : 展示 | 文化 | 福井 2018年04月06日
育児に奮闘するスウェーデンの父親たちの日常を捉えた写真展「スウェーデンのパパたち」が5日、福井市中央1のハピリン内にある市総合ボランティアセンターで始まった。8日まで。
スウェーデン在住の写真家で2児の父親でもあるヨハン・ベーブマンさんが撮影した24点を展示。写真では完璧に育児をこなす姿ではなく、赤ちゃんをおんぶしながら掃除機をかけたり、子どもの身支度に悪戦苦闘したりするパパたちの日常が切り取られている。
スウェーデンは、ワークライフバランスや手厚い子育て支援を実現している国の1つ。2013年の父親の育児休業の取得率は88.3%で、現在も同様の水準を保つ。一方、日本の取得率は16年度が3.16%。
主催した北欧福祉モデル研究会の嶋本佳世さん(31)は「男性も女性も同様に子育てを味わえる権利がある。子どもを軸に育てる喜びを共有するきっかけになれば」と話していた。
写真展は10カ国ほどを巡回する。入場無料。午前11時~午後7時。
(清兼千鶴)