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【石川】工芸ツアー ディープです 旅は観光地だけじゃない

ジャンル・エリア : 工芸品 | 文化 | 石川 | 芸術  2018年04月10日

ツアーのチラシを紹介する小早川真理子さん=金沢市寺町で

ツアーのチラシを紹介する小早川真理子さん=金沢市寺町で

作家・小早川さん アトリエ見学など企画

 有名な観光地に行くだけでなく、伝統工芸に触れる旅はいかが-。金沢市内でジュエリーなどを制作する金工作家、小早川真理子さん(69)が工芸のアトリエを見学するツアーをプロデュースしている。小早川さんは「ひがし茶屋街のような観光地もいいですが、石川県の工芸の奥深さも知っていただきたい」と話す。(草野大貴)

 観光客が興味を持っている工芸の分野を聞き取り、どんなツアーにするか決める。訪ねたい作家がいれば、できる範囲で旅程に含める。ツアーの途中で、客が気になった店や美術館などにも立ち寄る。

 自身も作家である小早川さんは顔が広く、陶芸や染め物、竹細工などの作家のほか、漆や金箔(きんぱく)などをつくる職人にもつながりがある。職人が作品を制作する様子を見たり、職人から直接、説明を受けたり、長年の付き合いがある小早川さんを介するからこそ、聞ける話もあるという。

 これまで米国や英国から来た海外の観光客2組を案内した。「すごく感激してくれた。案内して良かった」と笑顔で振り返る。

 きっかけは、30年ほど前。知り合いが欧州に移住し、ドイツやフランスなどで、食文化や社会問題などをテーマにしたツアーを企画した。小早川さんは漠然と、「自分もいつか、テーマ性を持ったツアーをつくりたい」と思ったという。

 ただ作家の活動などが忙しかった。時間に余裕ができた昨年、「自分も年を重ねてきて今やるしかないと思った」と行動に移した。いまは金沢だけだが、今後は能登や加賀地方にも見学場所を広げるつもりだ。「県内の伝統工芸は層が厚い。魅力を世界中の人に伝えたい」。小早川さんはそう抱負を語る。

 ツアーは半日と1日のコースがある。作家への謝礼や交通費を含めて、半日で2万円、1日で4万円ほど。参加人数は6人までが目安。(問)小早川さん090(9446)9458

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