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【静岡】日本洋画の名作展示 あすから浜松市美術館

ジャンル・エリア : 展示 | 芸術 | 静岡  2018年04月13日

開幕の準備が進む「THE日本洋画150年展」会場=浜松市中区の市美術館で

開幕の準備が進む「THE日本洋画150年展」会場=浜松市中区の市美術館で

黒田清輝ら巨匠64人

 日本人画家による明治から平成までの洋画79点が一堂に会する「THE 日本洋画150年展」(中日新聞東海本社など主催)が14日、浜松市中区の市美術館で開幕する。12日に飾り付けなど準備作業があった。

 広島県のウッドワン美術館が所蔵する黒田清輝、岸田劉生、梅原龍三郎、林武ら巨匠64人の名作を展示。開国によって西洋の影響を受け、多くの画家が時間をかけて日本の美や文化と融合させた流れが浮かび上がる。

 浮世絵に通じるような構図で西南戦争の場面を描いた高橋由一の作品や、欧州の絵画のようなポーズで座る様子を表現した山本芳翠の婦人像など、西洋と東洋の文化が出合う過程が見て取れる。

 岸田劉生の著名な「麗子像」では、モデルが3歳と7歳の時の2作品を並べる。富士山の絵でも梅原龍三郎と林武の作品を並べるなどして見比べる楽しさを伝える展示にする。

 会期は6月6日まで。入場料は一般が1200円(前売り900円)、高校・大学生らが800円(同600円)、小中学生は600円(同450円)。(問)市美術館=053(454)6801

(松本浩司)