ジャンル・エリア : 歴史・文化 | 芸術 | 近畿 2018年04月25日
彦根市の彦根城博物館は26日、近世初期の風俗画の傑作とされる国宝「彦根屏風(びょうぶ)」について詳しく学んでもらおうと、タッチパネルディスプレーを館内に設置する。5月8日まで。
タッチパネルは縦75センチ、横132センチ。ガラス越しで見る実物よりも拡大し、細部を確認できる。屏風に描かれた人物や小道具など画面の20カ所に触れると日本語と英語の解説が浮かぶ。
もともと、昨年の国宝・彦根城築城410年祭の企画の一つとして製作。好評だったことから再展示する。
博物館の担当者は「本物の屏風を見たときの第一印象で感動してもらうとともに、解説によってその背景を知ってほしい」と話す。
(大橋貴史)