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【富山】寄贈の美術品を気軽に見に来て 絵や彫刻など、県庁に26点

ジャンル・エリア : 富山 | 展示 | 芸術  2018年05月08日

県ゆかりの作家の作品を展示している回廊=県庁で

県ゆかりの作家の作品を展示している回廊=県庁で

 県が保管する美術品の一部を公開する「県庁本館収蔵美術品回廊」が7日、県庁で始まった。展示企画は初めて。県ゆかりの作家が寄贈した作品26点を展示している。18日まで。

 県総務会計課によると、記録が残る限り、県は1945年ごろから県内作家らから作品の寄贈を受けてきた。作品は日本画や洋画、彫刻など多様で、現在は3124点を所有している。そのほとんどが、学校や県の出先機関、庁舎の執務室などに飾られている。

 展示は、より多くの県民らに作品を鑑賞してもらおうと企画した。総務会計課が現在保管する460点から、「春らしく明るい作品」をテーマに日本画、洋画、工芸、書を23点選び、常設の3点と合わせて展示。白い花々が咲き誇る景色と遠方にそびえ立つ剣岳を題材にしたものや、色とりどりの花々をキャンバスいっぱいに描いた華やかな作品などがある。

 同課の担当者は「多くの人たちに見てもらうのが寄贈者の思い。気軽に見に来て」と呼び掛ける。平日の午前8時半~午後5時。誰でも無料で鑑賞できる。10月にも展示作品を変えて開催する。 (山中正義)