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【愛知】えー、瀬戸で寄席開きます コミュニティ―FMコンビ

ジャンル・エリア : イベント | エンタメ | 愛知 | 芸術  2018年05月25日

6月に開く道泉寄席のPRをする旭堂鱗林さん(左)と雷門獅篭さん=瀬戸市栄町のラジオサンキューで

6月に開く道泉寄席のPRをする旭堂鱗林さん(左)と雷門獅篭さん=瀬戸市栄町のラジオサンキューで

 瀬戸市のコミュニティーFM局「ラジオサンキュー」で、パーソナリティーを務める講談師の旭堂鱗林(りんりん)さん(44)=名古屋市熱田区=と落語家の雷門獅篭(しかご)さん(46)=名古屋市守山区=は6月19日、同市道泉町のぐるっぺ道泉で寄席を開く。2人は「大須演芸場に来てもらうのではなく、こちらが出向いて瀬戸の皆さんに喜んでいただきたい」と話す。定期寄席にする構想もあり、近隣からの依頼も受ける。

 「ラジオサンキュー 道泉寄席」と題した木戸銭1000円の自主公演で、午後2時開演。「天候や季節、お客さまの様子を見て」ネタを決め、講談と落語で笑いを届ける。

 ラジオサンキューは瀬戸、尾張旭、長久手の3市が放送エリア。2人は毎週火曜日午後5~8時に番組「サンキューイブニング」を担当し、幅広い話題を軸に、自由気ままに話を展開させている。

 鱗林さんは10年以上、獅篭さんは8年ほどパーソナリティーを務め、2人一緒に番組を持って3年目。

 鱗林さんは、4月で年季明けしたばかり。これまでは大阪の旭堂南鱗さんの元で2年間修業していた。その間もラジオ出演は続け、大須演芸場(中区)での寄席には、ラジオをきっかけに来てくれた人もいた。寄席には「恩返し」の思いも込める。

 最近では将棋の藤井聡太七段(15)が題材の講談「藤井聡太物語」などで知られる一方、古典も得意とする。

 獅篭さんは漫画家の顔も持つ異色の落語家。もともと、東京の立川談志門下で、漫画家デビューを経て雷門小福門下に移籍。現在は「名古屋落語」の普及にも努めている。

 2人は、尾張旭、長久手両市でも定期寄席を開く構想を持っており「会場をご用意いただければ喜んで行く」と話す。道泉での寄席には「初心者から『通』まで楽しんでもらえると思う。『今日はよう笑った』と思ってもらえたら。みんな来てちょー」と呼び掛けている。

 (問)ラジオサンキュー=0561(85)3555

 (村松秀規)