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【愛知】広重やゴッホを西陣織で再現 松坂屋名古屋店で展示

ジャンル・エリア : 展示 | 工芸品 | 愛知 | 芸術  2018年06月21日

ゴッホなどの名画を西陣織で再現した作品が並ぶ会場=栄の松坂屋名古屋店で

ゴッホなどの名画を西陣織で再現した作品が並ぶ会場=栄の松坂屋名古屋店で

 名画などを再現した西陣織作品の展示会が20日、栄の松坂屋名古屋店南館1階オルガン広場で始まった。27日まで。

 西陣織は京都の伝統工芸。同展では歌川広重の浮世絵「東海道五十三次」やゴッホの油絵「ひまわり」など名画や屏風(びょうぶ)絵などを再現した作品100点以上が並ぶ。髪の毛より細い絹糸により絵の質感まで忠実に再現されている。

 会場では、京都府京丹後市の織職人能勢義男さん(69)と妻の孝子さん(64)が制作した縦約3.4メートル、横3メートルのタペストリーが目を引く。江戸中期の画家、尾形光琳の作品を題材に、紅白の梅の花の柄が豪華な金箔(きんぱく)とともに繊細に織り込まれている。

 後継者が不足する西陣織を広めようと、職人でつくる「西陣織・丹後織物フォーラム実行委員会」が主催。事務局の井阪仁さん(64)は「世界に誇れる技術を、親しみやすい名画を題材にした作品を通じ、多くの人に知ってもらえれば」と話している。

 午前10時~午後8時、最終日は午後6時まで。入場料無料。(広瀬美咲)