ジャンル・エリア : 富山 | 展示 | 芸術 2018年06月28日
南砺市の棟方志功記念館「愛染苑」の企画展「歓喜頌(よろこびしょう)展」が27日、同市福光の同館で始まった。棟方は旧福光町での疎開時代に浄土真宗の他力の信心を得たとされ、その世界観を表現した作品を中心に展示している。10月1日まで。
企画展は、約530点ある収蔵品(うち棟方作品は225点)をもとに、テーマを決めて年4回開催している。
板画、「倭画(やまとが)」と呼ばれる肉筆画、書など約37点を展示。天女があやしく舞う板画「天妃乾坤韻(てんひけんこんいん)」、モノトーンが素朴な同「道祖土頌(さやどしょう) 馬頭の柵」など。倭画「釈迦牟尼(しゃかむに)」は優しい線で描かれ、和紙の裏から彩色する「裏彩色」が施されている。
入館料は一般300円、高校・大学生200円、中学生以下無料。火曜休館。 (山森保)