ジャンル・エリア : 神社・仏閣 | 福井 | 自然 2018年07月05日
勝山市平泉寺町平泉寺の国史跡「白山平泉寺旧境内」で、一面に広がる緑色のコケが美しい景観を生み出している。
4日には鳥のさえずりや雨音が心地よく響く中、観光客らが一面の緑に見入っていた。
この日の雨にぬれたコケはより一層、緑色が際立った。旧境内付近には朝から観光客らが次々と訪れ、静かな雰囲気の中を歩きながら眺めていた。
団体旅行で徳島県から訪れた男性(77)は「これだけコケが広がっている空間は初めて目にした。見る角度によってもコケの色が違って見えて美しかった」と満足げに話していた。
白山平泉寺は約1300年前に泰澄によって開かれたとされ、白山信仰の拠点の一つとして繁栄した。
(笠松俊秀)