ジャンル・エリア : まちおこし | イベント | 乗り物 | 福井 2018年08月08日
嶺南地域の観光振興を目的に、無料通信アプリLINE(ライン)を使ったサービス「とれ・くる・PON」の正式運用が6日、始まった。JR小浜線への乗車やイベント参加を証明する写真をラインに送ると、協賛店で使えるクーポンが手に入る仕組みで、県は公共交通機関の利用促進と消費拡大を目指す。
名称は「トレイン、サイクル、クーポン」に由来する。IT技術者らでつくる「チームふくいデータチャレンジ」と県が開発し、県庁で記者発表した。
クーポン発行の対象となる公共交通機関はJR小浜線とレンタサイクル、コミュニティバス、観光タクシー、遊覧船、フェリー、ケーブルカー。イベントはOBAMA食のまつりや嶺南開催の福井国体・障スポなどが含まれる。
スマートフォンやタブレットにラインをダウンロードし「とれくるPON」を友だちに追加する。切符やレンタサイクルに乗った姿、イベントの様子を写真に撮って投稿。位置情報を送るとクーポンが発行される。有効期限は発行日とその翌日。
とれ・くる・PONには6日現在、観光施設や神社・仏閣、飲食、宿泊など183件が登録されている。うち108件が、商品割引や粗品贈呈などのクーポンを用意している。メニューからは、近くの観光スポットや目的地へのルート案内も見られる。
(山本洋児)