ジャンル・エリア : まちおこし | 展示 | 工芸品 | 福井 | 芸術 2018年08月14日
ファッションデザイナー・コシノ3姉妹の長女、コシノヒロコさん(81)のアートやファッションを紹介する企画展が鯖江市長泉寺町1の市まなべの館で開かれている。創作の原点と位置付ける絵画や、近年発表した色彩豊かな洋服など約180点が並び、初日から大勢の来場者が詰め掛けた。9月9日まで。
コシノさんは大阪府出身。1977年から毎年、東京コレクションに参加。パリ・コレクションでも作品を発表するなど世界的な評価を受け、ファッション界の第一線で活躍を続ける。
展示テーマは「COLORS(カラーズ)」。幼い頃から描き続け、国内外で発表している絵画97点や、カラフルな洋服19点などを展示。市の地場産業の眼鏡や漆器、繊維とコラボレーションした作品も来場者の視線を集めている。
企画展は市と市教委が主催。初日にあった開会式にはコシノさんをはじめ、牧野百男市長ら関係者が出席。コシノさんは「日本の地方には素晴らしい技術があり、それを世界に紹介するのが私の役目。展示をきっかけに『世界の鯖江』になってほしい」と語った。
観覧料は100円(小中学生は50円、未就学児は無料)。鯖江市内在住、または市内に通学している小中高生は無料。月曜日は休館。
(玉田能成)