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【石川】笹ずし クマザサの香り 鶴来の若手経営者ら試作

ジャンル・エリア : まつり | グルメ | 特産 | 石川  2018年10月05日

ウナギのかば焼きなどをのせたすし飯を食用のクマザサで包んだ「笹ずし」=白山市鶴来下東町で

ウナギのかば焼きなどをのせたすし飯を食用のクマザサで包んだ「笹ずし」=白山市鶴来下東町で

ほうらい祭りで販売へ

 白山市鶴来地区で6、7の両日、開かれる市無形民俗文化財「ほうらい祭り」に合わせ、地区の若手経営者らでつくる法人「つるぎ元気プロジェクト合同会社」が、県産米「ひゃくまん穀」や地元店のウナギのかば焼きなどを使った「笹(ささ)ずし」を試作した。抗菌作用がある食用のクマザサですし飯を包んでおり、ササの豊かな香りも楽しめる。

 笹ずしはウナギ、サケ、マス、サバの4種類。ウナギはかば焼き専門店「金間屋」(鶴来下東町)のかば焼き、マスなどは「カネマツ鮮魚店」(鶴来本町)の商品を扱っている。昨年に続きすし飯には、粒が大きく冷めてもおいしいひゃくまん穀を使っている。

 今年はウナギなどのほか錦糸卵、金ごま、ショウガをのせたすし飯を食用のクマザサで包んでいる。合同会社によると、医薬品などを扱う「大和生物研究所」(川崎市)の熱湯殺菌する必要がないクマザサを使っており、香りを保ちやすいという。

 合同会社は試作品をベースに仕込みを行っていく。堀田隆史代表社員は「素材にこだわった1品。地元の食を味わいながら、ほうらい祭りを楽しんでもらえれば」と話した。

 4種類の笹ずしが1個ずつ入ったセットは800円(税込み)。6、7の両日とも午前11時から午後5時まで、ショッピングスクエア「レッツ」(鶴来下東町)の正面玄関近くに専用ブースを設け、各日、100セットずつ販売する。 (冨田章午)