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【滋賀】旧警察署でお化け屋敷 26日から、留置場や取調室にも入れます

ジャンル・エリア : まちおこし | まつり | イベント | 近畿  2018年10月25日

旧愛知川署の前でお化け屋敷をPRする商工会メンバー=愛荘町愛知川で

旧愛知川署の前でお化け屋敷をPRする商工会メンバー=愛荘町愛知川で

 愛荘町商工会青年部が26~28日、廃虚となった旧愛知川署を会場に本格的なお化け屋敷を開く。町商工会が28日に町福祉センター「ラポール秦荘」一帯で開く「愛荘66かまど祭」の特別イベントとして初めて企画。青年部メンバーは「わくわく、ぞくぞく楽しい時間を過ごしてほしい」とPRする。

 同署は実際に使われていた警察署。2005年3月、旧八日市署と統合して東近江署が設置され、廃止された。建物は40年前の1978年に建てられた3階建て。現在は町が所有し、立ち入りはできない。

 お化け屋敷の案が持ち上がったのは1年前。昨年の66かまど祭が終わった後、今年の企画案を練る中で、愛荘町らしい未使用の建物を使って盛り上げられないかとの意見が出て、案が浮上した。

 お化け屋敷のテーマは「絶恐(ぜっきょう)警察署」。青年部は凶悪犯に多くの署員が殺害され、閉鎖に追い込まれた警察署をイメージして、全体を構成した。参加者は警察署の建物の1、2階を巡ってスリルを味わう。留置場や取調室など、普段見ることができない部屋に入れるのも魅力だ。

旧愛知川署内でお化けの練習をする商工会メンバー=愛荘町愛知川で

旧愛知川署内でお化けの練習をする商工会メンバー=愛荘町愛知川で

 「非常に雰囲気がある建物。ただ怖さだけでなく、子どもたちが楽しめるような仕掛けも用意している」。担当の西川頼男さんはそうアピールし「町民手作りのイベント。愛荘町ならではの催しを楽しんでほしい」と力を込める。

 お化け屋敷は26、27日午後6時半~9時半、28日午前10時~午後2時にオープンし、参加費は小学生以上300円。

 66かまど祭は地域を盛り上げようと商工会が企画して9回目。今年は28日の午前9時半~午後4時に開かれ、町内の商店や企業などが特産品や食べ物などを販売する50の屋台を出店。タイヤを積んだ不安定な台に立ってひもを引っ張り合う「ひも相撲選手権」や、フリーマーケットなど多彩な出し物があり、盛り上げる。

 (問)町商工会=0749(37)3951

 (安江紗那子)