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【石川】ひげ文字 伝わる心 きょうから本社1階で展示

ジャンル・エリア : 展示 | 文化 | 石川  2018年11月20日

自身のひげ文字の作品を手にする中山穆さん=中日新聞北陸本社で

自身のひげ文字の作品を手にする中山穆さん=中日新聞北陸本社で

金沢の中山さん 絵と合わせ創作

 江戸文字の一つで、筆跡の先端が幾筋かに分かれ、ひげのように見える「ひげ文字」と絵を組み合わせた「創作ひげ文字展」が20日、金沢市駅西本町の中日新聞北陸本社1階で始まる。30日まで。(押川恵理子)

 「鳥」の創作ひげ文字は青色の親鳥がひよこを包み込むように抱き、愛情の深さが伝わってくるよう。「遊」は、しんにょうが五線譜になり、赤や緑、黄色の音符が踊るように描かれている。約30点が並ぶ。

 手掛けたのは、ひげ文字で数多くの日本酒ラベルを彩ってきた金沢市金石東のデザイナー中山穆(あつし)さん(85)。伝統の技を後世に残そうと、ひげ文字と絵を組み合わせたり、彩色したりした独創的な作品を2年前に生みだした。何度も書き直すことも少なくなく「1カ月寝かせて、また書き直す。それが面白い」と話す。

 会場には四字熟語の作品のコピーも数種類用意し、来場者が自由に持ち帰ることができる。午前10時~午後5時、入場無料。