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【富山】南砺の恵み ヤマブドウワイン あす発売

ジャンル・エリア : まちおこし | グルメ | 富山 | 特産  2018年12月12日

山の恵みが詰まったヤマブドウワインをPRする山本隆一さん(左)ら=南砺市小二又で

山の恵みが詰まったヤマブドウワインをPRする山本隆一さん(左)ら=南砺市小二又で

 南砺市西太美地域協議会は、地元のイオックス・アローザスキー場そばで栽培したヤマブドウで造ったワインを「ATTARAMONNI(あったらもんに)」と名付け、13日発売する。濃厚な紫色で、体に有害な活性酸素を抑制するポリフェノールがたっぷり。山の恵みが詰まっている。

 2016年度から3カ年の農林水産省の補助を受け、地域おこしで取り組んだ。耕作放棄地約1ヘクタールでヤマブドウを栽培し、今秋100キロを収穫。福井県大野市のワイナリーに醸造を依頼し、750ミリリットル入り約430本を用意した。

 ヤマブドウはもともと地域に自生しており、会員らにとって懐かしい旬の味覚。これまでジャムやゼリーなどを試作してきた。ワインは辛口で、甘酸っぱさとしぶみがありながら、あっさりとした飲み口。協議会代表幹事の山本隆一さん(69)は「予想以上の出来栄え」と太鼓判を押す。生活習慣病予防に有効なビタミンEも豊富に含まれているという。

 1瓶税込み3240円。嶋や酒店(南砺市福光)で販売し、今後同店を窓口にインターネット販売も計画する。山本さんは「西太美ならではの味わい。多くの人に楽しんでほしい」と話し、来年は一層の増産を計画している。 (山森保)