ジャンル・エリア : 富山 | 水族館 | 海 2018年12月21日
魚津水族館は20日、南の海からの珍客イシガキフグの展示を始めた。同館の1974(昭和49)年以降の記録によると、富山湾でイシガキフグが確認されたのは24年ぶり3例目。
魚津水族館で展示
イシガキフグは11月20日、入善町沖の定置網に掛かり、魚津漁協が館に寄贈した。体長29センチ。通常は冬の富山湾の低水温(16、17度)に耐えられずに死んでしまうが、水温20度に保たれた水槽に入れたところ、餌を食べ始め、状態が安定したため、展示することになった。
ハリセンボンの仲間だが、体表の突起状のとげは固定式。ハリセンボンのようにとげを立てたり、寝かせたりはしない。
従来の記録では94年11月2日に新湊沖、同年11月21日に伏木沖で、ともに定置網に掛かっていた。
(松本芳孝)