ジャンル・エリア ： 動物 | 展示 | 愛知 | 生き物　 2019年01月04日

　

　繁殖を目的に鹿児島市平川動物園から東山動植物園（名古屋市千種区）に来園した１歳の雄コアラ「イシン」の一般公開が２日、始まった。

　同園では２０１７年に雄が２頭相次いで死に、雄は１頭だけになっていた。イシンの来園で、同園のコアラは計８頭になった。園によると、昨年１２月の来園当初は緊張した様子だったが、新しい環境にも慣れ、ユーカリの葉をよく食べているという。１年ほどたてば、繁殖活動に取り組む。

　来園者は早速、イシンがユーカリを食べる様子や、葉に隠れて眠る様子を写真に収めていた。飼育員の山田知香さん（３７）は「イシンは落ち着いた性格。若いので順応も早かった。今後の繁殖にも期待したい」と話した。