ジャンル・エリア : 富山 | 展示 | 芸術 2019年01月07日
「自分の感性で見て」
脚本家の倉本聡さん(84)の点描画が並ぶ企画展「北の命の物語展 倉本聡と点描画」が6日、富山市舟橋南町の高志の国文学館で始まった。
テレビドラマ「北の国から」などの原作者として知られる倉本さんは、ペンの先端などを使って細かい点を打ちながら絵を仕上げる点描画の作家としても活動している。自然の風景を中心に描いており、企画展には季節ごとに移ろう風景を描いた100点余りを展示。倉本さんの点描画には植物や動物の視点に立ったメッセージが添えられており、自然が地球温暖化や原発事故を嘆く作品もある。
開催に合わせ、倉本さんによるギャラリートークもあり「私から訴えたいことは特に何もありません。思うがままに自分の感性で見てほしい」と話していた。
企画展は3月4日まで。観覧料500円、大学生250円、高校生以下無料。毎週火曜は休館。1月27日午後2時から、親交がある立川志の輔さんの講演会が開かれる。
(向川原悠吾)