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【長野】竜峡小梅、春告げる開花

ジャンル・エリア : 甲信越 | 自然 |   2019年01月31日

花がほころび始め、南信州に春の訪れを告げる竜峡小梅=天龍村鶯巣のうぐす梅園で

花がほころび始め、南信州に春の訪れを告げる竜峡小梅=天龍村鶯巣のうぐす梅園で

 天龍村特産の「竜峡小梅」がほころび始め、南信州に春の訪れを告げている。村地域振興課は29日、同村鶯巣の「うぐす梅園」で1本に4~5輪の花が咲いているのを確認し、開花宣言を出した。暖冬の影響で、昨年より3週間ほど早いという。

 天竜川左岸に広がる同園には約30本の竜峡小梅が植えられ、村職員や地元住民らが剪定(せんてい)などの手入れをして管理している。開花宣言は例年2月上旬ごろに出しており、昨年は2月20日と、記録を取り始めた2006年以降最も遅かった。

 竜峡小梅は一定程度冷え込んだ後に気温が上昇すると開花が進む。今年は暖かい日が続いたものの、開花前日の28日は雪が降るなど、寒暖差が激しかったことも開花が早く進んだ要因とみられる。

 見頃は例年通り2月下旬から3月上旬。同園は2月17日に開かれる「第50回天龍梅花駅伝」のコース沿線にあり、同課職員は「梅花駅伝では八分咲きの梅の花が楽しめそう」と話した。

 (寺岡葵)