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【三重】映画「刀剣乱舞」ロケ地に記念資料 松坂城跡

ジャンル・エリア : エンタメ | サブカルチャー | 三重 | 展示 | 文化  2019年01月31日

映画「刀剣乱舞」の台本や撮影セットパネルが並ぶ会場=松阪市歴史民俗資料館で

映画「刀剣乱舞」の台本や撮影セットパネルが並ぶ会場=松阪市歴史民俗資料館で

 松阪市の松坂城跡がロケ地となった実写映画「刀剣乱舞(とうけんらんぶ)」が公開されているのに合わせ、城跡内にある歴史民俗資料館で、指揮を執った耶雲哉治(やくもさいじ)監督のサイン入りの台本や、城跡で撮影した時の出演者のサイン入りノートなどが展示されている。城跡で使った撮影セットの写真もあり、ファンの注目を集めている。

 展示は松坂城の築城から現代まで430年の歩みを紹介する特別展の一環。サイン入りノートは出演者が演じた役の名も記され、撮影セットの写真展示では、城跡にある石柱が映画では消えていることなど撮影の裏話も紹介。映画の特大ポスターやチラシもある。

 映画は2015年にリリースされた人気オンラインゲーム刀剣乱舞が基。歴史に名だたる日本刀などが擬人化されたキャラクター「刀剣男士」として登場し、歴史の改変をたくらむ敵の「歴史修正主義者」らと戦う。アニメ化もされた。

 映画は明智光秀が織田信長を倒した本能寺の変が舞台。ロケは昨年3月、城跡の中御門跡周辺で行われた。戦闘シーンなどで、自然石を積み上げた松坂城の野面積みの石垣が映り込む。

 刀剣乱舞のゲームをしている市内の松阪工業高2年の女性生徒(17)は友人と資料館を訪れた。実在した刀「山姥切(やまんばぎり)国広」のキャラクターと、演じる俳優の荒牧慶彦さんがお気に入りで「感激した」という。

 展示は26日から始まっており、川口朋史館長は「若い人の来訪が増えた。映画をきっかけに松阪の文化に触れてもらえたら」と話している。5月26日まで。月曜休館。

 (古檜山祥伍)