ジャンル・エリア ： イベント | 歴史 | 特産 | 花 | 静岡　 2019年02月05日

開花が進む梅の花＝菊川市下平川で

　梅の名所として知られる菊川市下平川の国重要文化財、黒田家住宅で３日、梅まつりが始まった。初日は長屋門フェスタの芸能発表があり、家族連れが花見やイベントを楽しんだ。３月３日までの梅まつり期間のみ、午前９時～午後４時半に庭園を無料開放する。

　１ヘクタールの敷地内に１３０本ほどの紅白梅が植えられている。敷地内にあった竹やぶを伐採し、１９８３年ごろ、実を収穫するため、宮口小梅や南高梅などの品種を植えたという。白梅を中心に開花が進み、現在三分咲き程度。

　梅まつりと長屋門フェスタは、地元の平川地区のコミュニティ協議会と自治会が開いている。初日は小笠高吹奏楽部の演奏や琉球民謡団の三線（さんしん）披露、よさこい、梅干しの種飛ばし大会のほか、菊川市や交流がある長野県小谷村の特産品販売があった。

　黒田家は江戸時代の代官屋敷で、長屋門や蔵などが国重文になっている。現在も子孫が居住し、通常は長屋門のみ公開されている。

（河野貴子）

沖縄の三線を演奏する琉球民謡団＝菊川市下平川で