ジャンル・エリア : まちおこし | 展示 | 静岡 2019年02月18日
静岡、山梨県境にある温泉郷・静岡市葵区梅ケ島の魅力を伝える総合情報発信基地「オクシズコレクション梅ケ島」が17日、同所の黄金(こがね)の湯敷地内でオープンした。観光以外に、空き家や仕事などの移住者向けの生活情報も展示して、過疎に悩む地域の交流・定住人口の拡大を目指す。
旧安倍郡6村(梅ケ島、大河内、玉川、井川、清沢、大川)と静岡市との合併50周年を記念し、市や地元住民らが基地を整備。茶屋だった施設を市が改修し、梅ケ島学区自治会連合会が運営する。
当面は、梅ケ島の観光地や伝統芸能などを紹介するパネル展を開催。今後、生活情報も展示していく。
記念式典では、関係者ら80人が出席し、テープカットなどで祝った。連合会の小泉住雄会長(62)は「観光だけでなく、地域そのものを知ってもらい、梅ケ島の人たちが今後50年前を向いていけるような場所にしていきたい」と話した。梅ケ島にゆかりがある文学者の幸田文、吉井勇の石碑の除幕もあった。
(広田和也)