ジャンル・エリア : 展示 | 工芸品 | 石川 | 芸術 2019年02月21日
蒔絵の重箱など64点
漆作品を集めた企画展「キラキラ☆うるしワールド」が金沢市中村記念美術館で開かれている。同館と金沢漆芸会の共催で、所蔵品のほか、会員の作品など64点が並ぶ。4月14日まで。
目玉の一つが、2つの重箱と取り皿、持ち運び用の箱がセットになった「牡丹文蒔絵提重(ぼたんもんまきえさげじゅう)」。赤や緑の顔料を混ぜた色漆(いろうるし)でボタンの花や葉を描き、上に金粉をまいて葉脈などを表現している。重箱の内側には全面に銀粉がまかれている。
学芸員の斎藤直子さん(44)は「同じ金でも、粉と板では光り方が違う。キラキラを目で見て楽しんだ後、材料にも興味を持って見てもらえるとうれしい」と話した。
午前9時半~午後5時。1般300円、65歳以上200円、高校生以下無料。3月12~14日は休館。
(寺田結)