ジャンル・エリア ： イベント | 甲信越 | 鉄道　 2022年10月13日

ウオーキングイベントを開催中の旧国鉄篠ノ井線廃線敷の三五山トンネル＝安曇野市で

　ＪＲ東日本長野支社は３０日まで、安曇野市、市観光協会などと連携して、市内の「旧国鉄篠ノ井線廃線敷」で、楽しい仕掛けが満載のウオーキングイベントを実施している。２９、３０日には安曇野産リンゴも生かしたハロウィーンの催しもある。

　廃線敷は、１９８８（昭和６３）年に明科−西条間で新線が完成したことで廃線になった区間。現在は往復１０キロのウオーキングコースとして親しまれている。

　１日に始まったウオーキングイベントは「駅からハイキング」と銘打ち、明科駅を起点に廃線敷をたどる趣向。併せて、篠ノ井線開業１２０周年を記念した全１０種類の特別なヘッドマークデザインのデジタルスタンプを集めるモバイルスタンプラリーとキーワードクイズもしている。スタンプを一定数集めたり、クイズに正解したりすると、ヘッドマークの缶バッジなどがもらえる。参加には無料アプリのダウンロードが必要。他に三五山トンネル内にＳＬが描かれたフォトスポットを設置。フラッシュ撮影すると「非日常的な写真」が撮影できるという。だまし絵のパネルもある。

　２９、３０日の「安曇野　ＡＰＰＬＥ　ＨＡＬＬＯＷＥＥＮ（アップル・ハロウィーン）」は、おばけカボチャのランタンの飾り付けをはじめ、規格外リンゴ詰め放題や特産物などのマルシェ、リンゴを使ったランタン作り体験、篠ノ井線思い出ギャラリーなど多彩な催しがある。３０日は特急しなのの一部列車が明科駅に臨時停車する。

　ＪＲ東長野支社の担当者は「鉄道開業１５０周年、篠ノ井線１２０周年でもあり、多くの皆さんに鉄道の歴史と安曇野の魅力を知ってもらいたい」と参加を呼びかけている。

　詳細は安曇野市観光協会特設ホームページで。

　（逢沢哲明）