青い空に白い船体のコントラストが美しい
晴天だったので、ほんとうは高岡市の雨晴海岸から立山連峰を見たかったのだが、予定を変更して同行した若いH君に「以前会ったことがあるとても美しい貴婦人に会わせよう」と彼を有頂天にさせて富山新港へ向かった。
貴婦人は物静かに停泊していた。「なるほど、ほんとうに美しい方ですね」とH君も納得。ふたりでさっそく船に向かう。大型練習帆船「海王丸」だ。全長約97m、メインマストは水面から46mの海王丸は昭和5年神戸で進水して以来、総航程は地球を約50周した距離に等しいという。平成元年に現役引退後、同2年に富山に回航以来、同6年海王丸パークでの恒久係留が決定されて現在に至っている。
甲板上はもちろん、船内を一通り見学できる。順路は前部航海船橋から回る。海王丸は出入港する場合などにエンジンを使う。その際に操船するところだ。いろいろな計器があるが、思ったよりシンプル。順路は船内へと続く。ここで勉強したのは、船内も上甲板、第2甲板という呼称だということ。上甲板には船長室や士官サロン、調理室があり、第2甲板は訓練生宿泊室や機関室が見学できる。また、海王丸は年10回ほど帆を上げるときにボランティアとして私たちも参加できる。29枚の帆すべてをひらく「総帆展帆」というらしいが、マストに上るために基礎訓練をして参加できるということだ。ここから見る立山連峰もきっと素晴らしいことであろう。(取材日:2007年10月3日)
























