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コラム 旅×食

京都の定番処で味わうランチ

年明け、京都へ初詣に出かけた。
参拝を終えると、昼食を摂るため、前々から気になっていたお店へ…

河原町通りから木屋町に通じる細い道を入り少し歩いた先、幕末の志士が歩いたという小路にその店はある。
風情を感じさせる門構えの店、「志る幸」だ。
「京都の味噌汁を味わうならここ」、と地元の人に勧められ、時間にゆとりのある時に寄ろうと決めていた。

店内に入ると、まずその重厚な雰囲気に圧倒される。勤王の志士「古高俊太郎」の邸宅跡という店内には、
能舞台を模したというカウンター席と、三条、五条大橋の欄干に見立てた席があり、飾り天井、調度品、柱と、興味深いものばかり。

席について、運ばれてきたお茶を見ると、なんと茶柱が!これは年明け早々縁起が良い良い。

注文は定番の「利休弁当(2,300円)」と、京都といえばの「千枚漬け」。
楽しみに待ちながら、壁にかかるメニューに目をやると、「はまくり」「ゆは」「くしら」…?!
なんでも、“ダシが濁らないように”と濁点を外しているとか。
料理に対する想いや、日本人らしい繊細な言葉遊びが、嬉し楽し。

運ばれてきた料理はこちら↓

名物の半熟たまご、粕漬けにした焼魚、あっさりした味わいのかやくご飯など。
どれも京都らしいやさしい味付けで、お目当ての白味噌のみそ汁は、とろんとした食感で実に上品な甘み。
私は“八丁味噌大好き名古屋人”ゆえ、自宅ではいつも八丁味噌のみそ汁をだが、これはこれで良いなと思った。
やさしい味わいと食感に、気持ちがほぐされていくような気がした。

昔にタイムスリップしたかのような歴史感と情緒溢れる空間で、ゆったりこのお料理がいただけるのであれば、かなりリーズナブルだと思う。
日本人はもちろん、外国人客も喜ぶこと間違いなし。また友人と来よう。

DATA

志る幸(しるこう)

京都府下京区四条河原町上ル一筋目東入ル
TEL: 075-221-3250
平日: 11:30~15:00(L.O. 14:30) 17:00~21:00(L.O. 20:30)
土日・祝日: 11:30~21:00(L.O. 20:30)
定休日: 水曜日・不定休
http://www.shirukou.jp/index.html

2013年01月17日

取材担当プロフィール

(株)Office musubi 代表取締役 鈴木 裕子
食専門のマーケティング会社を運営。
すぐれた商品を作っていても、“売り方・魅せ方”が分からない生産者や食品メーカーを支援し、作り手と市場を結ぶ。
国内は名古屋と大阪を拠点に、海外はニューヨークに拠点を置き、
現地の食専門家チームとともに日本食品の販路開拓支援、流通改革を行う。
(食べることが生きがい!)
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