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コラム 旅×食

福井で味わう酒と魚と…

仕事で金沢へ行く途中、福井の知人のところに寄って、昼食をともにすることに。
かつて、志摩、淡路とともに、「御食国」と呼ばれた福井県若狭は、皇室・朝廷に海水産物等を貢いだと推定される地域で、
季節ごとにさまざまな魚介類が楽しめる。なかでも1年を通して楽しめるのがイカである。
回遊魚で日本列島を南から北上するイカにとって、越前海岸沿岸はその途中にあり、
暖流と寒流がぶつかり合うスポットのため、棲みやすく生育に適する環境なのだそう。
ヤリイカ、スルメイカ、ホタルイカ、真イカなど、季節ごとに旬のイカが味わえる。

ということで、知人がまず出してくれたのがスルメイカ。なんという透明感!鮮度は言わずとも伝わる。
口に運ぶと、まずツルンとした触感。噛むともっちりコリコリして、噛むほどに甘みが出る。
どんどんと箸が進む旨さ…

イカと一緒に出してくれたお酒は、やはり福井県産で「黒龍」。
流通量はあまり多くないが、食好きの間では有名な酒だ。
コップになみなみと酒を注ぐのが福井流で、「つるつるいっぱいね!(福井弁)」と言って注文するのだそう。

続いて登場したのは、海鮮丼。新鮮な魚介類がたっぷりのった丼はどれから食べようか迷ってしまう。
お酒をチビチビやりながら、まずはネタからいただく。

と、そこに登場したまさかの一品!福井の隠れた名物、ソースカツである。
さすがに丼2つは厳しいと察した知人が、カツだけを出してくれた。
使用しているのは福井ポーク。まだ知名度は低いが、売り出し中なのだとか。
外はサックリ、中の肉は実に柔らかく、甘みもあってジューシー。
魚介に肉に酒と、昼間から実に贅沢な時間となった。

2013年06月07日

取材担当プロフィール

(株)Office musubi 代表取締役 鈴木 裕子
食専門のマーケティング会社を運営。
すぐれた商品を作っていても、“売り方・魅せ方”が分からない生産者や食品メーカーを支援し、作り手と市場を結ぶ。
国内は名古屋と大阪を拠点に、海外はニューヨークに拠点を置き、
現地の食専門家チームとともに日本食品の販路開拓支援、流通改革を行う。
(食べることが生きがい!)
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