【スロヴァキア】旧市街の彫像たち
2011年5月 9日
ブラチスラヴァの街自体はちいさいわけではありませんが、観光客が足を運ぶ旧市街はほんとうにこぢんまりとしています。
そんな旧市街の人気者になっているのが、街のあちらこちらに飾られた彫像です。そのなかでもマンホールから顔を覗かせ、道行く人を笑顔で見守っている像が人気です。像の横で同じような格好をしているパントマイムがいることもあります。
ほかにも路地に隠れて道行く人を撮影するパパラッチも人気です。
こうした彫像を見るたびに、ちょっと複雑な思いも正直あります。観光的な見所が決して多くはないブラチスラヴァにきた観光客を、少しでも喜ばせようとの涙ぐましい努力のたまものだと感じてしまうからです。
それでも像のまねをして写真撮影をしたりして楽しんでいる観光客たちの姿を見ると、それも杞憂なのかなとホッとします。そんな肩の力の抜け具合もブラチスラヴァの魅力のひとつでしょう。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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ブラチスラヴァ、いいところですね。日本人の私が何故かほっとする街でした。
観光客でスレないでいてほしい街です。
かつ | 2011年5月10日 23:48
ブラチスラヴァの街が気に入っていただいたようで、よかったです。住むにもほどよい街だと感じています。またいらしてください。
増田 幸弘 | 2011年5月11日 00:54