【スロヴァキア】養蜂家を訪ねる
2011年7月18日
スロヴァキアではとても身近な存在だけど、日本ではあまり身近に感じられない職業のひとつに養蜂家があります。ブラチスラヴァの市場では養蜂家が蜂蜜を売りに来ていますし、養蜂に必要な道具がすべて手に入る専門店もあります。
養蜂には移動型と定置型の二種類がありますが、スロヴァキアやチェコでは定置型が多いようです。花の多い草原や山などにミツバチの巣箱を置くのです。これは野花の咲く時期がかなり長いため、花を求めて移動しなくてもよいためです。
山でハイキングをしていると、ときどき巣箱をおいてあるのを見かけます。写真のようなかたちの木箱が一般的です。ふたを開けると、ミツバチがたくさんいます。刺されるのではないかと不安になりますが、手を出さない限りは大丈夫なようです。
さまざまな草や木の花の蜜を集めた森の蜂蜜は、色が濃く、ちょっと癖のありますが、とてもおいしいと思います。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
投稿についての注意事項
- このブログへのご質問については、内容によってお答えできない場合や、回答に時間がかかる場合があることをご了承ください。