
【スロヴァキア】新ジャガの季節
2011年7月11日
ブラチスラヴァの市場でいま目立つのは、新ジャガです。ジャガイモの専門店では、「スロヴァキアの新ジャガ」と大きな手作りの看板を掲げているところもあります。
スロヴァキアのジャガイモは、日本の男爵やメークインに似た品種や、サラダ用として売られている赤い皮のジャガイモの三種類が代表的です。
おいしそうな新ジャガをいくつかの店で買って、試してみました。スロヴァキアのジャガイモのは甘みが強く、おいしいのですが、新ジャガはやはり格別です。
多くの店は、農家が自分の畑で掘ったジャガイモをもってきて並べています。なんとも素朴な市場なのですが、土地のちがいなのか、ちょっとした品種のちがいなのか、ジャガイモの味が店によってずいぶんちがうのがおもしろいです。
スロヴァキアのジャガイモがおいしいのは、冬の間は氷点下20度にまで冷え込むときがある一方で、夏が近づくと暑くなるからだといわれています。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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