【スロヴァキア】家庭菜園を楽しむ
2011年8月 1日
いま借りている家にはちょっとした畑があります。大家さんが使ってもいいというので、日本の野菜の種をもってきてもらい、植えてみました。日本でも少しやったことはありますが、詳しいわけでもないのですが、あれこれ楽しんでいます。
ドナウ川まで近いせいか、土は粘土質で、耕していると、丸い石がたくさん含まれているのがわかります。ドナウ川とブラチスラヴァの街の関係が見えてくる気もします。土地は肥沃で、とくに肥料をあげなくともよく育ちます。
ブラチスラヴァでは手に入りにくい葉物野菜を育てようと、小松菜とホウレンソウを植えてみました。ほかにも枝豆、大根、オクラ、カブ、サラダ菜を種から育て、ナス、トマト、ピーマン、キュウリは苗を市場で買ってきました。
しかし、そう簡単にはいきません。小松菜は大量のナメクジに襲われ、あっという間に芯だけになります。葉物野菜が手に入りにくいのはナメクジの食害が大きいからなのだろうかと、思ったりもしています。大根もなかに虫が入り込み、その分が茶色く変色してしまいます。スロヴァキアの虫は日本の野菜を食べたことがないはずなのに、おいしいものをよく知っているようです。
(写真=よく育つ小松菜)
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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