【オーストリア】冬のノイジードル湖
2012年1月23日
ブラチスラヴァからウィーンに行く途中のあたりにノイジードル湖という大きな湖があります。オーストリアとハンガリーにまたがり、表面積が315平方キロもあります。ハンガリーでは「フェルテー湖」と呼ばれています。
この湖の特徴は、巨大な湖でありながら、いちばん深いところで1.8メートルしかない点にあります。また若干の塩分を含んだ塩湖で、「ステップ湖」と呼 ばれています。過去100回以上、完全に干上がったことがあると考えられ、150年ほど前にも干上がったとの記録があります。
海水浴場が整備され、夏の間はブラチスラヴァからもバスが運行される人気の観光地。しかし、冬は訪れる人も少なく、夏は繁盛するであろう貸しボードやヨットも閉鎖され、さびしげな雰囲気が漂っていました。
しかし、それがかえって印象的で、目に焼き付いています。ユネスコの世界遺産に登録されています。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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