【スロヴァキア】お寿司への複雑な思い
2012年2月13日
ブラチスラヴァには何軒かの日本料理屋があります。ぼくの住んでいる家の近所にも日本料理屋があり、結構繁盛していたりもします。そうした姿を見るたびに、ちょっと複雑な気持ちになります。
日本料理屋でいちばん人気は、なんといってもお寿司です。ぼく自身お寿司が好きなことから、スロヴァキアに限らず、ヨーロッパのいろいろな国で、ついふらりと行きたくなります。
しかし、なかなかこれぞというものに出会うことはありません。それはお寿司自体がちょっと変なことばかりではなく、お寿司が日本料理の代表になっていることへの違和感のためのように思います。
本気なのか冗談なのか、「日本では毎日お寿司を食べるのか」と聞かれることもあります。ちなみにスロヴァキアやチェコの人はわさびが好きで、たっぷりつける傾向にあります。西洋わさびともいわれるホースラディッシュをよく使う食文化の影響もあるのでしょう。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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