【イタリア】新型ペンドリーノ
2012年7月23日
早朝6時にブラチスラヴァを出発して10時過ぎにプラハに着き、夕方18時前にプラハからブラチスラヴァに行く「スロヴァキア特急」と呼ばれる列車がありました。日帰り出張のための列車といってもいいでしょう。
列車はチェコ版新幹線ペンドリーノでしたが、時刻表の改正で普通の列車に変わり、夕方の「スロヴァキア特急」はなくなってしまいました。ペンドリーノは全席指定なので、快適だっただけに、残念です。スロヴァキアとチェコとの縁がこうしてだんだん薄くなっている象徴のような気もします。
先日、イタリアで仕事をしているとき、新しいペンドリーノを見かけました。車体の電光掲示板に「新型ペンドリーノ」と書いてあるのですが、導入は2008年と、最新というわけではありません。最高速度は250キロといわれ、「銀の矢」を意味する愛称も車体に刻まれています。
チェコの場合、線路の問題でペンドリーノも在来線もさほど速度が変わりがないのはご愛敬です。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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