【スロヴァキア】世界遺産の街レヴォチャ 4 広場の市場
2013年2月18日
スロヴァキアの地方の街を旅していると、広場の一角などで屋外市場が開かれているのによく出会います。地元の農家の方などが採れたての野菜を運んでくるので、新鮮なことが多いです。
日本では市場は安いというイメージがあります。しかし、ヨーロッパでは一概にそうともいえず、スーパーマーケットの値段と同じか、逆に市場のほうが高いということも少なくありません。
それは市場では新鮮で安全な野菜や果物が手に入るというプレミア感があるためです。EUの時代になって、スーパーにはヨーロッパ各地でつくられた野菜や果物が並ぶようになったことも、背景にはあると思います。
レボチャでは、カリフラワーの周りの葉っぱを裏で取りながら並べている屋台がありました。見るからに新鮮でおいしそうに思え、つい買ってしまいました。レボチャは世界遺産に指定されても、変に観光化されることもなく、街の人たちが普段通りの生活をつづけています。そんなところも魅力です。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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