【スロヴァキア】農業市のにぎわい
2013年5月20日
5月18日と19日の両日、ドナウ河畔の公園で、農業市が開かれました。西スロヴァキアから農家や工芸家らが集まり、グラーシュという煮込みスープをつくったり、市民は農家とふれあいながら、楽しい週末のひとときを過ごしました。
ブラチスラヴァはスロヴァキアという国の西南端に位置しています。この地理的な位置がブラチスラヴァの首都としての位置を特殊なものにしています。国の中心でありながら、位置的には中心ではないという感覚があるからです。
今回開催された農業市は、こうしたブラチスラヴァの特異性を少しでも解消しようとの目的で開かれました。ステージでは地方から来た人たちが踊りや歌などの伝統芸能を披露しました。
市の規模は決して大きなものではありませんが、こうした試みが少しずつ広がっていけばいいと思っています。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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